メンター、次世代PCB開発環境Expedition Enterpriseを発表
2005年10月25日、メンター・グラフィックス社は、新しいPCBシステム設計フローExpedition Enterpriseを発表した。
プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2005/051025.html
Expedition Enterpriseは、大手エレクトロニクス企業向けのシステムで、IP管理、サプライチェーン統合、複数の拠点に展開する設計チームの管理等、グローバルな企業の抱える課題に対応しており、システム設計フローを統合、管理し、設計チーム間のシームレスなデータ交換を可能にするほか、設計者の生産性と設計チームのコラボレーションを改善すると同時に、企業全体のコミュニケーションも促進する。
また、Expedition Enterpriseは、強化されたライブラリ管理機能によりサプライチェーン管理を簡素化し、ライブラリ品質を向上させ、製品コストを削減することができる。
更に、FPGAとPCB設計フローを統合し、FPGAのI/Oの柔軟性を生かしたコンカレントな設計を可能にするとともに、配線とタイミングの課題に対応し、設計フロー間で共通の設計制約管理を実現。複数のハードウェア・プラットフォームをサポートしており、既存のハードウェアへの投資も保護できる。
Expedition Enterpriseは、各種プラグインから構成されており、設計入力のためのDxDesigner、制約編集のためのCES、レイアウトのためのExpedition PCB、データ管理のためのDMS、制約を設計プロセスの早い段階で評価し、検証するためのICX Pro Explorerが含まれている。
Expedition EnterpriseはメンターのAutoActive テクノロジをベースに構築されており、Expedition PCBと同じデータベースと環境を使用するという。(プレスリリース要約)
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.10.26
)