マグマ、ChipXのストラクチャードASICをサポート
2005年11月7日、マグマと米ChipX社は、Blast Create SAとBlast Fusion SAをベースにした、マグマのRTL-to-GDSIIフローがChipXの新しいCX6000ストラクチャードASIC製品群をサポートしたと発表した。
マグマのソリューションによって、ChipX社は、USB2.0とPCI Expressコアを搭載した高性能設計を8週間以内で顧客に提供することができるようになるという。
プレスリリース:
ChipX社のストラクチャードASICは、下層にあらかじめメモリ、I/O構造、アナログ・マクロ、物理階層コアが埋め込まれており、設計者は、上層のメタル層のカスタマイズのみで短期間でチップを完成させることができる。
今回の発表にある、ChipX社の新しいストラクチャードASIC CX6000シリーズは、24種のデバイスがラインナップされており、ゲート規模は140Kから1.8M、内蔵SRAMは最大1.1Mビット、最大動作周波数250MHz、オンチップ4つのPLLは、10MHzから1GHzの周波数をサポートし、USB2.0またはPCI Express PHYを内蔵、ユーザの用途に合わせて2?4層をカスタマイズすることが可能という。
マグマの内部データベースには、ChipX社CX6000シリーズの完全かつ詳細なアーキテクチャやタイミング情報が用意されており、設計者は、CX6000シリーズをターゲットに、正確にタイミングを解析し、クロストーク、IRドロップ、DRCなど複雑なシグナル・インテグリティ問題を予測することができるほか、合成、配置、クロックツリー・シンセシス・エンジンによって、CX6000のロジック・セル構造、クロック・ネットワーク、フロアプランを最適化し、オンチップ・リソースを十分活用することが可能。
また、マグマのSiliconSmartを用いてCX6000のモデリングとキャラクタライゼーションを行なう事により、更なる最適化が可能で、設計期間短縮、チップ性能と予測性の向上を実現できる。(プレスリリース要約)
※ChipXのストラクチャードASICに関するお問い合わせ:
加賀電子株式会社 http://www.taxan.co.jp/
※マグマ社製品に関するお問い合わせ:
マグマ・デザイン・オートメーション株式会社 http://www.magma-da.co.jp
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.11.08
)