u-Nav社、マグマのツールで次世代GPS設計のテープアウトに成功

2005年11月21日、マグマは、GPSの開発企業である米u-Nav社が、マグマのツールを使用して、50mW、0.18ミクロンCMOS GPSシングル・チップのテープアウトに成功したことを発表した。

プレスリリース:http://www.magma-da.co.jp/newsandevent/press/2005112101.htm

設計されたGPSチップは、携帯電話をはじめとする様々なコンシューマ製品での使用をターゲットにしており、マルチプル・パワー・ドメインと、厳しい面積条件があった。

これに対しu-Nav社は、マグマのBlast Fusion、Blast Power、Blast Railを使用することにより、ダイサイズを縮小すると同時に消費電力を22パーセント削減しサインオフを完了させたという。尚、発生した設計上の変更は、マグマの統合フローによって1日で対応することが出来たとしている。

■u-Nav社 製品開発部門バイスプレジデント Pete Maimone氏のコメント:
「弊社のGPSソリューションの複雑さが増すにつれ、パワー・マネジメントや最適化は重要になっています。この設計には3つのパワー・ドメインがあります。もしポイントツール・フローを使用していたならば、これらを階層的に扱わなければならなかったでしょう。マグマ社製システムは、仮想フラットmulti-Vddメソドロジが可能で、各ドメイン内やドメイン間で消費電力を最適化できました。マグマ社の統合されたアプローチ、最先端技術、献身的なアプリケーション・エンジニア達は、私たちの設計の成功に欠かせないものでした。」

■マグマ社 デザイン・インプリメンテーション・ビジネスユニット ジェネラル・マネージャ Premal Buch氏のコメント:
「最適な低消費電力設計を行うには、デザイン・フローの異なる段階で、タイミング対消費電力、面積対消費電力のような正確かつ効率的なトレードオフを行える機能が必要です。私たちは、u-Nav社がこの重要な設計で、マグマ社の低消費電力設計メソドロジを利用されたことを喜んでいます。」(プレスリリース要約)

※マグマ社製品の概要はこちら https://www.eda-express.com/catalog/?m=comp&cn=1480

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.11.23 )