サムスン、マグマのツールで90nm1300万ゲートのモバイル・アプリ向けSoCを設計

2005年12月19日、マグマは、サムスン・エレクトロニクスがマグマのツールを用いて、90nm、1300万ゲートのモバイル・アプリケーション向けSoCを完成したことを発表した。

プレスリリース:http://www.magma-da.co.jp/newsandevent/press/2005121901.htm

使用されたマグマのツールは、Blast Fusion、Blast Power、Blast Rail NX、Blast Noiseの4製品で、サムスンはこれらツールによって、フィジカル合成、消費電力解析/最適化、シグナル・インテグリティという一連のインプリメント設計を行なった。

Samsung Electronics社、システムLSI部門、CAE、バイスプレジデント、K.M. Choi博士は、課題であった90nmノードにおける、タイミング・クロージャ、消費電力削減、電力配分の均一化がマグマのツールによって克服され、中でもBlast Powerの自動化されたmulti-threshold CMOS(MTCMOS)スィッチ挿入機能は、チップのインプリメンテーションの段階で有効に作用し、リーク・パワーを1/100までに削減する事ができたとしている。

マグマはこの結果を受け、今後、さらにサムスンの90nm、65nm設計をサポートしていくことに期待しているという。

※製品に関する詳細は、マグマ・デザイン・オートメーション株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.magma-da.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.12.20 )