シノプシス、RTL-to-GDSII デザイン・ユーティリティ「Pilot Design Environment」を発表

2006年2月27日、シノプシスは、検証プラットフォーム「Discovery」とインプリメント・プラットフォーム「Galaxy」をベースとしたデザイン・ユーティリティ「Pilot Design Environment」を発表した。

プレスリリース:http://www.synopsys.com/news/announce/press2006/snps_pilot_pr.html(英文)

「Pilot Design Environment」は、シノプシスのサービス部門「Synopsys Professional Service」によって開発される、RTL-to-GDSIIフローで用いるデザイン・ユーティリティで、カスタマイズされたスクリプト、設計プロジェクトのセットアップや設計フローを構築するためのGUI、プロジェクト進行状況のモニタリングやレポーティングなど様々なユーティリティが用意され、プロジェクトに応じた最適な設計環境を構築できると同時に、プロジェクトのマネンジメントにも役立てる事ができる。

また、「Pilot Design Environment」は、チームによるマルチサイトのチップ開発や、新たなプロセスノードへのデザインの移行などにも容易に対応することが可能で、これら数々の有効性は、既に0.25μm?65nmの各プロセスにおける複数のテープアウト実績で証明されているという。

尚、「Pilot Design Environment」デザイン・ユーティリティとして「Synopsys Professional Service」のサービスに含まれる形で提供され、設計ツールはその中には含まれない。
また、サービス料金は顧客のプロジェクトに応じたカスタム内容によって異なり、1年間のサポート契約が必要となる。

※「Pilot Design Environment」に関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.synopsys.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.03.01 )