ドコモほか大手電機・半導体4社がW-CDMA端末向けプラットフォームを共同開発

2006年2月13日、 NTTドコモ、ルネサス テクノロジ、富士通、三菱電機、シャープの5社は、W-CDMAの普及促進と対応端末のコスト低減を目的として、LSIとOSなどの基本ソフトウェア群を一体化した携帯電話プラットフォームを共同開発する事を発表した。

プレスリリース:http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060213.html(NTTドコモ)

共同開発する携帯電話プラットフォームは、ドコモとルネサスが2004年7月より共同開発を始めたベースバンドLSIとアプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」のワンチップLSIをOS・ミドルウェア・ドライバなどの基本ソフトウェア群と一体化するもので、これまで対応していたW-CDMA/GSM/GPRSに加えHSDPA及びEDGEにも対応する。

富士通、三菱電機、シャープら携帯電話メーカーは、このプラットフォームを利用する事で共通機能の独自開発が不要となるため、開発期間やコスト低減などのメリットを得る事が可能。その分、製品の差別化に注力することができるようになる。

プラットフォームの開発は2007年第二四半期までに完成する予定で、FOMAに限らず全世界のW-CDMA市場にルネサスから提供される予定だという。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.02.15 )