メンター、大規模PCBのチーム設計ツール「XtremeAR」をリリース>>配線時間を数日から数時間に短縮

2006年4月10日、メンター・グラフィックスは、大規模PCB設計向けの新製品「XtremeAR」を発表した。

プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2006/060410.html

「XtremeAR」は、複数設計者による同時作業を可能とするメンターの特許技術「Xtreme手法」を用いた製品で、一つの設計データを物理的に分割することなく最大15のプロセッサでリアルタイムに処理することができる。これにより大規模PCBの配線処理にかかる時間を数日から数時間に短縮することが可能となる。

「Xtereme技術」は、LANまたはWANネットワーク上の複数のクライアントを使って中央の共通データベースをリアルタイムに更新するという業界唯一の機能で、従来のチーム設計手法で必要となっていた設計データの分割とその後の結合を行う事無く、複数設計者による同時設計を実現する。

この「Xtreme技術」は、これまでマニュアル配線を行うユーザーをターゲットとした製品「XtremePCB」に利用されていたが、新製品「XtremeAR」は、大規模な基板を自動配線を行うユーザーをターゲットに提供される。尚、「XtremeAR」は、既に出荷中で、XtremePCBクライアントと同じライセンスを使用するため、ユーザーは必要に応じてマニュアル・レイアウトや自動配線設計にXtreme設計技術を柔軟に適用することができるという。

※「XtremeAR」に関する詳細は、メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.mentorg.co.jp/index.html

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.04.11 )