システムレベルもカバーする検証用言語「e」がIEEE1647として承認される

2006年3月30日、検証用言語である「e」のIEEE標準化が、IEEE e言語ワーキング・グループのWebサイト上で公表された。

IEEE e言語ワーキング・グループWebサイト:
http://www.ieee1647.org/

IEEE1647として承認された「e言語」は、2005年4月にケイデンスに買収された「Vericity社」が開発したブロックレベルからシステムレベルまでをカバーする検証用言語で、ケイデンスを中心に標準化活動が進められており、昨年11月に行われた標準化の投票は圧倒的多数で通過していた。

※関連ニュース「ケイデンス、検証言語 e言語の標準化加速を表明」
https://www.eda-express.com/news/?m=p&idno=110

「e言語」は、ケイデンスの提供する「Incisive Specman Simulator」で利用される言語で、元々はVericity社が開発したテストベンチ開発環境「Specman Elite」のユーザを中心に利用されていた。

ケイデンスによると、この「Specman Elite」は300社以上、15000ライセンスを出荷済。ユーザは検証IPなどの膨大な資産があり、「e言語」の需要は高く様々なツールの登場を予想しているという。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.04.04 )