ルネサステクノロジがロジックプロセス開発用のTEG設計に米Silicon Canvassの「LakerT1」を採用
2006年5月、米Silicon Canvas社の国内販売代理店ノバフロー株式会社は、ルネサステクノロジがSilicon Canvass社の「LakerT1」を採用したことを発表した。
ノバフロー社関連Webページ:http://www.novaflow.co.jp/03_La_user_no_koe1.htm#RUNE
「LakerT1」は、テストチップ開発用の設計プラットフォームで、テストチップ開発サイクルを一桁以上短縮すると同時に、人的エラーによるマスクおよびウェハのリスピンリスクを回避することができる。
発表によると、ルネサステクノロジは、「LakerT1」をロジックプロセス開発用のTEG設計に採用。「LakerT1」の多量TEGの自動生成機能と既存TEGをインポートすることができるGUIベースのパラメータ設定機能、ユーザ要求に沿ったドキュメントの自動生成機能などが導入のポイントになったとしている。
※TEG:Test Elementary Group 製品のコア機能をテストするためのテストチップ。
今回の「LakerT1」の導入に伴い、ルネサステクノロジは、ノバフロー社、Silicon Canvas社のサポートを基に「LakerT1」のライブラリを完成。これによりTEG設計効率の大幅な向上が実現できたという。
「LakerT1」には、テストストラクチャのパラメタライズ、テストライン・マネージメント、テストライン・リアライゼーション、テストチップ・ドキュメントの自動生成といった機能が装備されているほか、オープン・インターフェイスによる3rdパーティ・ソリューションとの統合も可能。メンター・グラフィックス社の「Calibre/CalibreRVE」とのダイレクトリンク機能も備え、デザインルールチェックのエラー修正時間を短縮することができる。
※「LakerT1」に関する詳細は、ノバフロー株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.novaflow.co.jp
※Silicon Canvass inc.
http://www.sicanvas.com
※メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
http://www.mentorg.co.jp
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.05.19
)