プロサイド、メモリを最大128GB搭載可能なEDA向けワークステーションを発売>>AMD Opteronを8個搭載

2006年5月19日、国産ワークステーションベンダのプロサイドは、64ビットAMD Opteron Dual-coreプロセッサ対応の新型ワークステーション「edAEW832C5」を発売した。

製品関連ページ:http://www.proside.co.jp/product/detail.php?id=64718

「edAEW832C5」は、同社のEDAツール向けワークステーション・ラインナップの最高位機種で、EDAツールを用いたLSI設計業務を想定して開発された製品。メモリのバリデーション(適応検証)から始まり、長時間に渡る出荷前システム総合エージング検査が実施されており、既存のEDA向けワークステーション同様、マシンの安定性には絶対的な自信を誇っている。

「edAEW832C5」は、Dual-coreの64ビットAMD Opteronプロセッサを計8個搭載し、16 Coreの高速処理能力を実現。メモリは最大128GBまで搭載可能で、大規模設計データの高速一括処理が可能な他、64ビットLinux検証も万全で、既存64ビットのEDAツールをそのまま利用することができる。

プロサイドでは、今回の「edAEW832C5」の発売にあたり、株式会社シルバコ・ジャパンの協力により、米Simucad社の回路シミュレータ「SmartSpice」を用いたベンチマークを実施。「edAEW832C5」ほか既存製品を用いて、1Coreから16Coreまでのシミュレーション速度の比較を行った。

フラット・パネル・ディスプレイ、エンベデッドSRAM、DC-DCコンバータをサンプルとしたベンチマーク結果によると、1Coreによる結果に対し16Coreによる結果は、2.8倍?6.9倍のスピードをマーク。最大で検証時間を86%短縮することができたという。
※ベンチマーク結果の詳細:http://www.proside.co.jp/product/edaew/silvaco.php

尚、「edAEW832C5」は既に販売中で、マシン構成はユーザの要望に応じてカスタマイズ可能。基本構成は以下の通り。

■CPU:AMD Opteron モデル 880 (2.40GHz、940pin、L2 1MB)×8
■メモリ:128GB (4GB DDR266 ×32枚)
■グラフィック:オンボード (ATI RAGE XL 8MB)
■HDD:250GB (7&knm200rpm、SATA) ×1
■ドライブ:DVD-RW (ATAPI) ×1
■イーサネット:オンボード (1000BASE-T)×2
■ケース:5Uラックマウントorタワー
■電源:2000W

※EDA向けワークステーション「edAEW832C5」に関する詳細は、プロサイド株式会社までお問い合わせ下さい。
http://www.proside.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.05.23 )