サミット・デザイン、ESL設計におけるIPの相互運用に向けて「IPイニシアティブ」をスタート>>共通利用可能なTLMの供給を目指す

2006年7月7日、SystemC統合開発環境を中心とした各種ESLソリューションを手掛ける、米サミット・デザイン社は、システム・レベル設計におけるIPの相互運用性の問題に対応するために、IPイニシアティブをスタートさせた事を発表した。

プレスリリース:http://www.summit-japan.com/press/

サミットのIPイニシアティブは、これまでユーザ側が対処していた、IPベンダの高位モデルを利用する際の問題をIPの供給側で事前に解消し、より効率的なIP利用の実現を目的としたもので、発表された主な活動は大きく2つ。

1.IPベンダ各社と協力して合同で事前テストを行い、相互運用可能なIPのSystemC TLM(トランザクション・レベル・モデル)ライブラリを定義・供給する。

2.これらのIPモデルをシステム・レベルでのデザイン解析、デバッグ、アーキテクチャ探索、パフォーマンス解析向けに用意する。

このIPイニシアティブに関する詳細は、7月24日からサンフランシスコで開催される第43回DACにて発表されるほか、サミット主催のDAC ESL技術シンポジウム「ESLの導入:効果的なESL設計のためのIP選択、インテグレーション、相互運用化を成功させるには」にて説明される予定。

※IPイニシアティブ及びDACでのシンポジウムに関する詳細は、サミット・デザイン・ジャパン株式会社までお問い合わせ下さい。
http://www.summit-japan.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.07.12 )