沖電気、アサーションベース検証向けにケイデンスの「Incisive Formal Verifier」を標準採用

2006年7月11日、ケイデンスは、沖電気工業がフォーマル・アサーション・ベース(ABV)の検証作業向けに、ケイデンスの「Incisive Formal Verifier」を標準採用したことを発表した。

プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h18-07-11.html

ケイデンスの「Incisive Formal Verifier」は、設計の初期段階からアサーションベースの機能検証を行うことができるフォーマル検証ツールで、ケイデンスの「Incisive機能検証プラットフォーム」の中核をなす製品。PSL(IEEE 1850)やSVA(IEEE 1800)等の標準言語およびAccelleraのOpen Verification Libraryにも広く対応しており、検証フローを問わず導入が容易で、低コストで機能バグの早期検出を実現することができる。

発表によると沖電気は、VoIP LSI商品全般に使用されるDSPコアなどの検証に「Incisive Formal Verifier」を使用。テストベンチを用いたシミュレーションを行う数ヶ月も前から機能検証を開始することで、設計上のバグの早い段階で発見し、商品の開発スケジュールおよび全体的な品質の改善を実現したという。

※「Incisive Formal Verifier」に関する詳細は、ケイデンス・デザイン・システムズ社にお問い合わせ下さい。
http://www.cadence.co.jp

※沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp/

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.07.13 )