【DACレポート】米Novasの新製品「Siloti」、ダンプファイルを減らしてシミュレーションを高速化

米Novas社のブースでは、従来からのデバッグ環境「Debussy」、「Verdi」等に加えて、今年3月のDATEで発表したばかりの新製品「Siloti」を展示していた。

「Siloti」は、論理シミュレータやエミュレーション環境、プロトタイピング環境と連動させてデザインの可視化および回路デバッグを行うツールで、「SimVE」と「SilVE」2つの製品で構成されている。

「SimVE」は、内部信号のダンピングを可視化・解析し、必要なダンプだけを取ることでダンピングのオーバーヘッドを抑え検証効率を高める事が可能。「SilVE」は、エミュレーション環境やプロトタイピング環境による検証後のデバッグを支援するツールで、RTLのデバッグ環境と同等の容易なデバッグ環境を提供する。

この「Siloti」は、既にフランスの「Electronique Magazine」誌にて、EDA部門の「2006 Product of the Year」を受賞。デバッグ・ソリューションのデファクト企業であるNovas社の新製品としてワールドワイドで注目を集めており、これから日本での販売も開始されるという。

※Novas社 http://www.novas.com

※Novas社製品の日本代理店 ノバフロー株式会社 http://www.novaflow.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.08.10 )