マグマ、複数CPU対応の回路シミュレータ「FineSim SPICE」をリリース>>精度を維持しつつリニアに処理速度を向上

2006年9月18日、マグマは、複数CPUによる並列処理に対応した回路シミュレータ「FineSim SPICE」の出荷を発表した。

プレスリリース:http://www.magma-da.co.jp/newsandevent/press/2006091802.htm

「FineSim SPICE」は、今年7月に開催された第43回DACで初公開された製品で、ACAD社の買収によって製品ラインナップに加わった回路シミュレータ。

最大の特徴は回路シミュレーションのパラレル処理に対応している点で、複数CPUを用いてシミュレーションを並列処理することが可能。シミュレーション精度を劣化させることなく、CPUを増やすことでリニアに処理速度を向上できる。

これにより、設計者はPLL、ADC、DAC、ギガヘルツSERDESなど最先端サーキットを従来のSPICEシミュレータよりも高速にシミュレーション可能となり、設計、検証コストを削減できる。

尚、マグマによると「FineSim SPICE」の高速処理は、複数CPUによる並列処理に加え、同社のライブラリ・キャラクライゼーションツール「SiliconSmart」の技術を統合する事によって、処理時間を向上させているという。

※「FineSim SPICE」に関する詳細は、マグマ・デザイン・オートメーション株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.magma-da.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.09.20 )