STARC、製造性考慮の設計メソドロジ開発にメンターの「Calibre YieldAnalyzer」をリファレンスツールとして使用

2007年1月23日、メンター・グラフィックス社は、STARCが同社のDFMツール「Calibre YieldAnalyzer」をリファレンスツールとして使用することを発表した。※STARC:株式会社半導体理工学研究センター

プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2007/070123.html

発表によるとSTARCは、現在進めている製造性考慮の設計メソドロジ「STARCAD-CEL」の開発にあたり、Critical Areaの抽出とパーティクルに起因する歩留り低下を正確に予測するためのツールとして「Calibre YieldAnalyzer」を採用。高精度なCritical Area抽出機能を評価し、より効率的な設計改善を行うためのリファレンスツールとして使って行くという。

「Calibre YieldAnalyzer」は、各プロセス工程によって異なる欠陥密度や最適化されたイールドモデルを用いて、レイアウトパターンにおける推奨ルール違反やCritical Areaを解析。あらかじめ歩留まりを改善できる部分を特定し、歩留まり改善に関する指標を提示してくれる。元々は「Calibre DFM」と呼ばれていた製品で、マグマの「Blast Yield」、Ponte Solutionsの「Yield Analyzer」などが競合となるほか、ケイデンス、シノプシスの両社は、フィジカル設計環境の中に同種の機能を取り込んでいる。

※「Calibre YieldAnalyzer」に関する詳細は、メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.mentorg.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.01.23 )