コーウェアのESL環境がテンシリカのプロセッサをサポート>>シミュレーション・モデルの自動生成ツールも用意

2007年1月23日、ESLツールの大手コーウェア社とコンフィギュラブル・プロセッサの大手テンシリカ社は、テンシリカベースのプラットフォーム向けのESL環境を共同開発したことを発表した。

プレスリリース:
http://www.coware.co.jp/news/2007/2007.01.231.html(コーウェア)
http://www.tensilica.co.jp/html/press/CoWare-0123.html(テンシリカ)

両社の発表によると、コーウェアのESL環境「Platform Architect」がテンシリカのプロセッサ「Xtensaファミリ」と「ダイヤモンド・スタンダード・ファミリ」を新たにサポート。コーウェアは、テンシリカのプロセッサのあらゆるコンフィギュレーションに対応可能なSystemCベースのシミュレーション・モデル(PSP:Processor Support Package)を提供する。

このPSPの提供にあたり、両社はシミュレーション・モデルを自動生成できるツール「PSP Generator」を共同開発。これを用いる事でテンシリカのプロセッサを用いるユーザーは、複数のプロセッサ・シミュレーション・モデルを素早く作成し、「Platform Architect」上でアーキテクチャの検討やソフトウェア開発、システム検証を行う事が出来るようになる。

今回の両社の共同開発は、共通の顧客からの要望に応じたもので、今後両社の共通顧客は、コーウェアが提供するバス、ペリフェラルなど各種IPとテンシリカのプロセッサ・モデルを用いて、システム全体の最適化と作成されたコンフィギュラブル・プロセッサの最適化の両方を実現。更に、仮想プラットフォームを用いたソフトウェアの早期開発・デバッグも実行できるようになる。

※「Platform Architect」および「PSP Generator」に関する詳細は、コーウェア株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.coware.co.jp

※「Xtensaファミリ」および「ダイヤモンド・スタンダード・ファミリ」に関する詳細は、テンシリカ株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.tensilica.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.01.24 )