2006年Q3世界EDA売上は前年比17%増の13億900万ドル>>好況が続き企業数も増加

2007年1月17日、米EDA Consortiumは、2006年度第3四半期の世界EDA売上報告を発表した。

プレスリリース:http://www.edac.org/downloads/pressreleases/07-01-17_MSS_Q3_2006_Release_FINAL.pdf(英文)

発表によると、2006年Q3(7月?9月)の世界のEDA売上総額は13億900万ドルで、昨年の同時期と比較すると約17%の売上増。EDA業界の好況と合わせて、EDAコンソーシアムの行う市場調査へ新たに参加する企業が増えた事が売上増に繋がった。

分野別売上で最も大きな伸びを示したのは、IP分野とPCB/MCM分野で共に前年比24%増。次いでフィジカル設計及び検証分野が19%増。最も大きな売上げを占めるCAE分野は13%増となった。

地域別の売上では、アジア及びその他地域の売上が前年比27%増と2006年Q2の売上同様、最も大きな伸びを見せた。その一方、日本市場における売上は、前年比8%UPと増加率としては最も低い結果となった。

また、EDA企業の従業員数も企業数の増加に伴い増加。前年同時期より11%増の計25018人に達した。

2006年Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。

■CAE分野 5億3300万ドル 13%UP
■PCB/MCM分野 1億100万ドル 24%UP
■IC Physical Design & Verification 分野 3億5400万ドル 19%UP
■IP分野 2億4600万ドル 24%UP
■サービス分野 7500万ドル 4%UP

2006年Q3地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。

■北米 6億3400万ドル 19%UP
■ヨーロッパ 2億4900万ドル 14%UP
■日本 2億6200万ドル 8%UP
■アジアその他地域 売上1億6400万ドル 27%UP

※EDAC(EDA Consortium)http://www.edac.org

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.01.18 )