メンターがUMCとSTマイクロによるミックスシグナル検証プラットフォーム「ADVance MS」の適用事例を発表

2007年3月6日、メンター・グラフィックスは、同社のミックスシグナル検証プラットフォーム「ADVance MS (ADMS)」を使用した2つのユーザー成功事例を発表した。

プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2007/070306.html

「ADMS」は、SPICEシミュレータ「Eldo」と論理シミュレータ「ModelSim」がシングルカーネル化された、ミックスシグナル検証のための統合プラットフォームで、Fast-SPICEシミュレータ「ADiT」や次世代検証環境「Questa」といった最新のシミュレーションツールも統合されている。

メンターによると、半導体ファウンドリの台湾UMC社は、130nmミックスシグナル・プロセスを使ったミックスシグナル・トランシーバ・チップ全体のリファレンス設計を「ADMS」を用いて検証することに成功。

メンターの協力によって実現した新たなミックスシグナル・チップの検証手法は、今年のDACからデモを開始し自社のミックスシグナル分野の顧客にアピールしていくとしている。

また、STMicroelectronics社は、携帯端末部門において低消費電力ワイヤレス・アプリケーションのトランジスタレベル・シミュレーションに「ADMS」に含まれているFast-SPICEシミュレータ「ADiT」を使用。従来のFast-SPICEでは困難なシミュレーションをほぼデフォルト設定のままで収束させたという。

※「ADVance MS (ADMS)」および発表された事例に関する詳細は、メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.mentorg.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.03.06 )