米Si2が標準化を進めているLowPowerフォーマット「CPF 1.0」仕様を公開

2007年3月5日、EDA関連の標準化推進機関米Si2のLPC(Low Power Coalition)は、標準化活動を進めているLowPowerフォーマット「CPF 1.0」の仕様を公開した。
※Si2:Silicon Integration Initiative
※CPF:Common Power Format

プレスリリース:http://www.si2.org/?page=817(英文)

発表によると、「CPF1.0」は3月4日をもって特許申請に関連した法的確認期間が終了。それを受けて晴れて仕様の公開を行った。現在、下記URLより「CPF1.0」をダウンロードすることができる。
http://www.si2.org/?page=811

「CPF」は元々ケイデンスを中心とする「Power Forward Initiative」によって仕様策定が進められていたが、昨年末にその資産(ソースコード)はSi2のLPCに寄贈され、現在LPCの手によってその標準化活動が継続されている。

「CPF」の対抗馬となる、Accelleraのもう一つのフォーマット「UPF(Unified Power Format)」も、つい先日仕様が公開したばかりで、両フォーマットの統合化という噂も出てきているが、今のところ対抗姿勢は崩れていない。

※関連ニュース:
Accellera、Unified Power Format (UPF)バージョン1.0仕様を公開?ケイデンスを除く上位3社が参画
https://www.eda-express.com/news/?m=p&idno=889

ちなみに現在Si2のLPCのメンバー企業は以下の通り。

Advanced Micro Devices
Apache Design Solutions
ArchPro Design Automation Inc.
ARM
Atrenta
Azuro Inc
Cadence Design Systems
ChipVision Design Systems AG
Freescale Semiconductor
Golden Gate Technology
IBM Corporation
Intel Corporation
LSI Logic
NXP Semiconductors
Sequence Design Inc.
STMicroelectronics
Virage Logic

※Silicon Integration Initiative
http://www.si2.org

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.03.07 )