アルテラ、トランシーバを内蔵した新たな低コストFPGA「Arria GX ファミリ」を発表>>6月から量産出荷開始

2007年5月8日、アルテラは、トランシーバを内蔵した新たな低コストFPGA「Arria GX ファミリ」を発表した。

プレスリリース:http://www.altera.co.jp/corporate/news_room/releases/products/nr-arriagx.html

「Arria GX ファミリ」は、様々なアプリケーションの主要プロトコルとして普及の進む、PCI Express、ギガビット・イーサネット、Serial RapidIO、に最適化された低コストFPGAで、TSMCの90nmプロセスで製造。その技術は実績のある「Stratix II GX」を継承しており、開発ツール「Quartus II 7.1」を用いる事ですぐにデザインを開始できる。

製品のバリエーションとしては、ロジック・エレメント換算で 21580個から90220個までの5種類のデバイスが用意されており、メモリは最大4.5Mビット、最大176個の18x18ビット・エンベデッド乗算器と、最大12個の全二重トランシーバ・チャネルを備えている。

また、「Arria GX ファミリ」は、フリップチップ・パッケージを採用しており、これにより複数のトランシーバとの組み合わせなどにおいて、ワイヤボンド・パッケージより優れたシグナル・インテグリティを実現。様々なIPやプロトコルに特化した開発キットも利用することが可能で、低コストかつ高品質なな単一チップ・プロトコル・ソリューションを実現することが出来るという。

尚、「Arria GX ファミリ」は、今年6月から量産出荷が開始される予定で、今年9月には全ラインナップが出荷される。量産価格は、EP1AGX50CF484C6デバイスの25000個購入時の米国内販売価格が50ドルから。「Arria GX 開発キット」は既にアルテラの販売代理店にて受注が開始されている。

※「Arria GX ファミリ」に関する詳細は、日本アルテラ株式会社までお問い合わせ下さい。
http://www.altera.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.05.09 )