【DACレポート】Ponte Solutions、新たなDFM技術とプロセスモデルを開発中>>DAC企画のディスカッション「Bridge Club」は大盛況

第44回DACに出展していた、Ponte Solutions社のブースレポート。

Ponte Solutionsは、設計フェーズでのイールド最適化によって歩留まりの向上を実現するという、モデル・ベースのイールド解析ツール「Yield Analyzer」を展示。このツールは、ロジック部分に限らず、メモリやライブラリ、階層化されたチップ全体のイールド解析を行う事ができる。

ブースでは、DAC特別企画の「Bridge Club」という(設計と製造を繋ぐという意味)ディスカッションを連日実施しており、Qualcomm、Applied Material、IBM、Si2、Chartered、Brion、Clearshape、PDF Solutionsなど関連各社からコメンテーターを招き、日ごとに違ったテーマで行われるディスカッションには多数の人々が集まっていた。

また、詳細は明らかにされなかったが、デモスイートではNDAを条件とした特別な発表が行われていたとの事で、同社のロードマップと合わせて新たなDFM技術とプロセスモデルの開発が紹介されたという。

尚、日本における同社の実績について聞いたところ、「名前は公表できないが評価も含めて現在使っている会社が東芝以外にも数社ある」という事で、代理店契約など日本向けの販売戦略については、「まだ公表できないが計画中」との回答だった。

※Ponte Solutions社
http://www.pontesolutions.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.06.09 )