アルテラ、専用設計環境「Quartus II」をバージョンアップ>>競合環境よりも3倍高速なコンパイル時間を実現
2007年10月1日、アルテラは、自社FPGAの専用設計環境「Quartus II」のバージョン7.2を発表した。
プレスリリース:http://www.altera.co.jp/corporate/news_room/releases/products/nr-qii72.html
アルテラによると、今回の「Quartus II」のバージョンアップでは、ツールのコンパイル時間の短縮が実現されており、マルチプロセッサ・コンピュータを利用するユーザーは、シングルプロセッサ・コンピュータよりも平均20%コンパイル時間を短縮可能。また、配置配線アルゴリズムも拡張されており、「Stratix III」のユーザは競合製品に比べて2スピード・グレード分優れた性能を実現できるとしている。
発表に掲載されたユーザーのコメントによると、競合ツールを使用して4週間から6週間要していた、DMAとメモリ・インタフェースを備えるPCI Master / Targetシステムの開発と検証をアルテラの「Quartus II」を使用することで、一日で完了させることができたという。
尚、「Quartus II」の最新バージョンは既に無償版の配布が開始されており、アルテラのWebサイトからダウンロード可能。年間サブスクリプション費用は、ノード・ロックPCライセンスで米国内販売価格2000ドルとなっている。
※「Quartus II」バージョン7.2に関する詳細は、日本アルテラ株式会社までお問い合わせ下さい。
http://www.altera.co.jp
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.10.02
)