ルネサステクノロジ、マグマの「Blast Fusion」を使ってカーナビ用次世代SoCを高速化>>動作周波数600MHz、最大4.2GFLOPSの性能を実現

2007年10月31日、マグマは、ルネサス テクノロジがマグマのフィジカル設計ツール「Blast製品群」を使用して、カーナビ用次世代SoCを設計した事を発表した。

プレスリリース:http://www.magma-da.com/c/@CpteB4S4ZrYTc/Pages/PRRenesas103107.html(英文)

発表によると、ルネサスがマグマのツールで開発したのは、今年5月に発表されたカーナビ向けの高性能SoC「SH7775」。「SH7775」は従来製品「SH7770」の後継品でSuperHの最上位品「SH-4A」を搭載し、地図描画用グラフィックスエンジン、3Dグラフィックスエンジン、GPSベースバンド処理機能など豊富な機能を実現している。

ルネサスは、マグマのインプリメンテーション・ツール「Blast Fusion」、クロストーク・ノイズ/遅延解析ツール「Blast Noise」、パワー解析ツール「Blast Rail」、セル/配線歩留まり最適化ツール「Blast Yield」を用いて「SH7775」のデザインを実装し、動作周波数最高600MHz、1GIPS (giga instructions per second)、最大4.2GFLOPS(giga floating-point operarions per second)の性能を実現。従来製品「SH7770」を1.5倍高速化し新機能を取り込むという目標をクリアすると同時に、開発期間も短縮する事ができたという。

※Blastシリーズ製品に関する詳細は、マグマ・デザイン・オートメーション株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.magma-da.co.jp

※株式会社ルネサステクノロジ
http://japan.renesas.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.11.02 )