米ReyesSoft、UNIX系OSで稼動するオープンソースEDAツールのパッケージ「OpenEDA Toolkit 1.0」を発表>>合成、シミュレーション、配置配線からSPICEまで全て揃って100ドルから

2007年12月17日、オープンソフトの開発を手掛ける米ReyesSoft社は、オープンソースEDAツールのパッケージ「OpenEDA Toolkit 1.0」を発表した。

関連ページ:http://www.reyessoft.com/eda.html(英文)

ReyesSoftによると「OpenEDA Toolkit 1.0」は、Web上で配布されている各種オープンソースのEDAツールをUNIXに移植したもので、SOLARIS (SPARC and x86)、 Apple OS X 10.4 (PPC and Intel)、 HP-UX 11i、 Cygwin、LinuxといったOSをサポート。フロントエンドからバックエンド、SPICEからPCB設計ツールまで計10種類のEDAツールが含まれている。

◆Alliance CAD:VHDLシミュレータ、論理合成、配置配線
http://www-asim.lip6.fr/recherche/alliance/

◆Icarus Verilog:Verilogシミュレータ、論理合成
http://www.icarus.com/eda/verilog/

◆The gEDA Suite:回路図エディタ、シミュレーション、プロトタイピング
http://www.geda.seul.org/

◆FreeHDL:VHDLシミュレータ
http://freehdl.seul.org/

◆Electric:カスタムICレイアウト、回路図エディタ、ほか
http://www.gnu.org/software/electric/

◆GTKwave:波形ビューワ
http://home.nc.rr.com/gtkwave/

◆PCB:プリント基板設計
http://pcb.sourceforge.net/

◆Gerbv:Gerberファイルビューワ
http://gerbv.sourceforge.net/

◆Gnucap:回路シミュレータ
http://www.gnu.org/software/gnucap/

◆NgSpice:ミックスドレベル/ミックスドシグナル回路シミュレータ
http://ngspice.sourceforge.net/

尚、「OpenEDA Toolkit 1.0」は、サポート無しのBasic VersionがUS$100、4本パッケージのSubscription VersionはUS$200(1年間)、アップデート付きのSupport VersionはUS$300(1年間)という安価な価格設定となっており、利益の10%はオープンソフトの開発者と地球温暖化防止に取り組む環境団体に寄付されるという。

※上記各種オープンソースEDAツールに関する詳細が「Ryusai」さんのホームページの中の「LinuxでEDA」のコーナーで日本語で紹介されています。
http://ryusai.hp.infoseek.co.jp/

※ReyesSoft社
http://www.reyessoft.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.12.18 )