リコー、インベンチュアのPCI Express IP「Z-core PCI Express」をデジタルカラー複合機に全面採用>>パフォーマンス、チップ面積、組み込み易さが決め手

2007年12月18日、各種LSI開発用IPコアを手掛ける、インベンチュア株式会社は、同社のPCI Express IP「Z-core PCI Express」が、リコーのデジタルカラー複合機に全面採用された事を発表した。

プレスリリース:http://www.inventure.co.jp/news/071218/

発表によるとリコーが「Z-core PCI Express」を採用したのは、デジタルカラー複合機「imagio MP C7500」および「imagio MP C6000」の2機種で、SoC開発のTAT短縮を目指し開発初期段階から採用を決定。今後発売する次世代MFPにも「Z-core PCI Express」を全面採用していくという。

インベンチュアの「Z-core PCI Express」は、業界唯一の国産PCI Express IPとして既に国内の23社60プロジェクト以上に採用された実績を持つ同社の主力製品。インベンチュアでは、その他にもPCI Express関連の製品として、PCI Expressの開発キット「PTFNavi」を提供中で、来年にはPCIブリッジ機能を統合したPCI Expressスイッチチップ「ZTRITON iVT-PE632SB」も出荷する予定となっている。

尚、今回リコーが「Z-core PCI Express」を採用した理由は以下の通り。

(1) PCI Expressの転送能力を最大限引出せるIPコア構成になっていること
(2) Transaction Layer迄フル実装しており、IPコアを組み込む工数が少ないこと
(3) より少ない消費電力・チップ面積でPCI Expressを実現できること
(4) 国産IPのためマニュアルが日本語で且つIPコアの開発者から的確な技術サポートを受けられること

※「Z-core PCI Express」に関する詳細は、インベンチュア株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.inventure.co.jp

※株式会社リコー
http://www.ricoh.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.12.18 )