米NVIDIAがマグマの「Talus」を45nm設計の標準インプリメンテーション環境として採用

2008年1月31日、マグマは、ファブレス半導体大手の米NVIDIA社が45nmIC設計用に、マグマのインプリメンテーション・ツール「Talus」を標準採用したことを発表した。

プレスリリース:http://www.magma-da.co.jp/newsandevent/press/2008013002.html

NVIDIAは、Talusを用いて45nm設計を成功させており、TAT短縮および品質向上を実現。自社の45nm設計課題に対処可能なツールとして、「Talus」の標準採用を決定した。

「Talus」は、65/45nm以降のデザインをターゲットに開発されたインプリメンテーション・ツールで、RTLからGDS-IIまでのフローに対応。合成、フロアプランニング、配置、配線、タイミング解析、DRC、RC抽出などを単一のデータベース上で統合的に処理する事が可能で、複数CPUによる自動分散処理機能も搭載している。

「Talus」の採用事例としては、米MediaTekや米Broadcomの採用が既に発表されているが、日本国内でも「Talus」を用いたテープアウトプロジェクトが進行しているようで、国内ユーザーによる事例発表も近いかもしれない。

※マグマ・デザイン・オートメーション株式会社
http://www.magma-da.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2008.02.05 )