アノーバの技術開発テーマがNEDOの助成事業に採択される>>ばらつきを応用した低消費電力LSI設計技術の実用化
2008年4月1日、プロセスばらつきを考慮した統計的タイミング解析ツールを手掛ける、株式会社アノーバ・ソリューションズは、同社独自の低消費電力LSI開発技術開発を推進する研究開発テーマがNEDOの助成事業に採択された事を発表した。
※NEDO:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
プレスリリース:http://www.anova-solutions.com/jp/press080401-j.html
今回、アノーバの研究テーマが採択された助成事業は、平成20年度第1回「イノベーション推進事業(研究開発型ベンチャー技術開発助成事業)」で、同事業は日本におけるイノベーションの連続的な創出を促進することを目的としたもの。
アノーバは、独自のデータ分析技術とモデル化技術を駆使し、既存の設計・製造工程をそのまま活用しながらも、半導体LSIの低消費電力化と高歩留りの両方を達成するという、ばらつき考慮の低消費電力設計技術の実用化を研究テーマとして掲げており、今回の助成を受けて技術開発と事業化を進めていく。
採択テーマ(助成事業の名称):
「半導体製造ばらつきを応用した低消費電力LSI設計技術の実用化開発」
採択日:
平成20年4月1日
事業概要:
独自の統計的モデル技術とデータ分析手法を活用し、性能歩留りを格段に向上させ、かつ消費電力を大幅に削減するLSI設計技術を開発し、その事業化を推進する。具体的には、性能と歩留りのトレードオフ分析による最適製造条件・動作条件決定手法を実製品に適用した試験を行い、効果を実証する。また製品の各チップの特性をモニターする特性評価回路を用いた消費電力削減手法の開発を行う。
※株式会社アノーバ・ソリューションズ
http://www.anova-solutions.com
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2008.04.09
)