Freescale、コーウェア環境で作成した仮想プラットフォームでトリプルコア車載MCUを共同開発
2008年6月3日、ESLソリューションの大手コーウェアは、Freescale Semiconductor社とContinental社がCoWare ESL 2.0ソリューションを用いて作成した仮想プラットフォームを用いて車載MCUの共同開発を行ったことを発表した。
プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2008/2008.06.03.html
発表によると、コーウェアの顧客であるFreescaleは、コーウェア環境で作成した仮想プラットフォームをパートナーであるContinentalに提供し、両社でトリプルコアのMCUを共同開発。「SPACE」と呼ばれるそのMCUは、電子ブレーキシステム(EBS)の制御用マイクロコントローラで、Power Architecture 技術をベースにした3つのe200プロセッサコアで構成されており、コーウェア環境で作られた仮想プラットフォームは、MCU実チップ完成前のソフトウェア開発に使用された。
仮想プラットフォームを利用した両社は、ソフトの先行開発というメリットに加え、企業間のコミュニケーションが効率化されたとコメントしている。
※コーウェア株式会社
http://www.coware.co.jp
※Freescale Semiconductor社
http://www.freescale.co.jp
※Continental社
http://www.conti-online.com/generator/www/start/com/en/index_en.html
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2008.06.06
)