【DACレポート17】Atrenta、新製品「1Team Genesis」と「GuideWare」メソドロジを初公開

第45回DACに出展していたAtrenta社のブースレポート。

Atrentaの今年の目玉は2つ。新製品「1Team Genesis」とRTL解析ツール「SpyGlass」をベースとした「GuideWareメソドロジ」で、いずれもDAC初日の6/9に発表され、ブースにて展示されていた。

新製品「1Team Genesis」は、一言で表現するとChip AssemblyのToolで、STマイクロエレクトロニクスと共同で開発された製品。RTLからデザイン仕様のドキュメントを自動生成し、設計の早期段階でのデザイン仕様の確認、探求、最適化を実現可能。話によると、既にUSの某大手IDMでは、既存ツールから「1Team Genesis」への乗換えが完了しているという。

「GuideWare」は、SpyGlass Familyの推奨Rule Setで、多数存在しているSpyGlass FamilyのRuleの中で、どのRuleを適応すれば効果的な設計が行えるか?というユーザーの問いに応えるもの。実際の設計現場からのフィードバックを元に、設計の各ステージにに対し、実行すべきRule Setをメソドロジとして体系化している。

Atrentaのブースは例年通りスイート主体の構成で、詳細な製品デモ等は公開していなかったが、ステージで定期的に行われていたパフォーマンスは、かなり人を集めていた。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2008.06.18 )