世界EDA市場、2026年Q2は前年比12.2%増の57億1,080万ドル、日本市場もプラス成長に転換

2026年10月19日、米ESD Allianceは、2026年第2四半期(4月~6月)の世界EDA売上報告を発表した。

プレスリリース

ESD Allianceの発表によると、2026年Q2の世界EDA売上総額は、前年同期比12.2%増の57億1,080万ドルだった。前四半期の57億4,780万ドルからは約0.6%減少したものの、引き続き高い水準を維持している。

市場全体の勢いを示す4四半期移動平均は前年同期比11.2%増となり、前四半期の10.3%増から伸び率が拡大。世界のEDA市場が引き続き2桁成長を維持していることを示した。

2026年Q2のEDA売上をカテゴリ別に見ると、PCB/MCM分野を除くすべての分野で前年同期比プラス成長となった。特に好調だったのはSIP(半導体IP)分野で、前年比20.4%増の21億9,900万ドルを記録。売上規模ではCAE分野を上回り、EDA市場全体の約38.5%を占めた。

また、IC Physical Design & Verification分野も前年比16.6%増と好調で、サービス分野は同25.1%増と全カテゴリで最も高い成長率を記録した。一方、CAE分野は同7.7%増と堅調だったが、PCB/MCM分野は同15.4%減と前年実績を下回った。

地域別では、すべての地域で前年同期比プラス成長となった。最も高い伸びを記録したのはアジア太平洋地域で、前年比22.4%増の22億9,870万ドル。最大市場である米州の24億4,350万ドルに迫る規模となっている。

日本市場は、前年同期比9.3%増の3億310万ドルを記録。前四半期の9.9%減からプラス成長に転じた。ただし、為替レートが平均して昨年よりも10%以上も円安に動いているため、実質的には売上が上昇している訳ではない。

なお、2026年Q2時点のEDA業界の従業員数は71,396人で、前年同期比1.6%減、前四半期比でも約1.6%減となった。

2026年Q2の分野別売上と前年同期との比較は以下の通り。

  • CAE分野 20億7,760万ドル +7.7%
  • IC Physical Design & Verification分野 8億1,830万ドル +16.6%
  • SIP(半導体IP)分野 21億9,900万ドル +20.4%
  • サービス分野 2億5,170万ドル +25.1%
  • PCB/MCM分野 3億6,420万ドル -15.4%

2026年Q2の地域別売上と前年同期との比較は以下の通り。

  • 米州 24億4,350万ドル +7.1%
  • 欧州・中東・アフリカ 6億6,560万ドル +2.3%
  • 日本 3億310万ドル +9.3%
  • アジア太平洋地域(日本を除く) 22億9,870万ドル +22.4%

ESD Alliance(Electronic System Design Alliance)

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2026.10.20 NEW )