ルネサス、モデルベース開発環境を手がける米Pictorusを買収
2026年6月18日、ルネサス エレクトロニクスは、モデルベース開発環境を手がける米スタートアップPictorusの買収完了を発表した。
プレスリリース
Pictorusは2022年設立のスタートアップで、米カリフォルニア州オークランドに本拠を置く。同社の創業メンバーは、NASAや米国防総省、ドローン関連スタートアップなどで、車両・ドローン系の制御ソフトウェア開発に携わってきた実績を持つ。
Pictorusが手がけるのは、航空宇宙、自動車、ロボティクス分野の制御ソフトウェア開発を対象としたモデルベース開発ツールである。クラウド/ブラウザベースで利用でき、ターゲット機器向けにRustコードを生成・デプロイできる点が特徴だ。いわば、MATLAB/Simulinkの代替を意識した、制御システム向けのクラウドネイティブな開発環境と言える。
ルネサスはPictorusの買収により、制御ソフトウェアの実装、シミュレーション、デバッグ、デバイスへの展開といった一連の工程を、自社が提供するクラウドベースの開発環境「Renesas 365」に取り込めるようになる。これにより「Renesas 365」は、部品選定やアーキテクチャ設計支援に加え、制御ソフトウェア開発までをカバーする統合開発プラットフォームへと強化される。

ルネサス エレクトロニクス株式会社
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2026.06.19
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