韓国RebellionsがプレIPOで4億ドル調達、あわせて推論インフラ新製品2品種を投入
2026年3月30日、韓国のAIチップベンチャーRebellionsは、プレIPOの資金調達ラウンドで4億ドルを調達したと発表した。
今回のラウンドはMirae Asset Financial GroupとKorea National Growth Fundが主導。これにより同社の累計調達額は8億5000万ドル、企業評価額は約23億4000万ドルに達した。
この調達額はCerebras、SambaNovaには及ばないものの、推論アクセラレータチップを手がけるファブレス半導体ベンダとしてはTop5に入るもので、Rebellionsはすでにアジアのスタートアップの枠を超え、グローバルに見てもかなり有力な推論チップ・ベンダになったと言える。
なおRebellionsは今回の発表とあわせて新たなAIインフラ製品群「RebelRack」と「RebelPOD」の投入も発表。「RebelRack」は本番環境向けの推論計算ユニット、「RebelPOD」は複数ラックを束ねて大規模展開に対応するクラスター製品という位置付けで、いずれも即時提供可能としている。Rebellionsはこれら新製品を通じて、推論チップ単体ではなく、導入可能な垂直統合型AIインフラとして提供領域を広げる考えだ。
Rebellionsは、米国市場への注力によりグローバル展開を拡大中で、ソフトウェア中心の戦略が市場に受け入れられている。同社は、Kubernetesを基盤とし、vLLM、PyTorch、Triton、Hugging Face、OpenShiftといった主要なオープンソース・ソフトウェアとネイティブに連携するように設計された、クラウドネイティブなAIスタックとサービスプラットフォームを構築している。これにより、ユーザーは独自のベンダー・ロックインに縛られることなく、多様なモデルや環境にRebellionsのソリューションを展開できる。
Rebellionsは、AIインフラはハードウェアの複雑さを抽象化するオープンなエコシステムによって定義されるべきという明確な信念で、ユーザーを増やしている格好だ。
Rebellionsの主要な投資家は、Aramco、Arm、Kindred Ventures、KT、Mirae Asset Group、Samsung、SK Hynix、SK Telecomなど。また韓国政府や日本のDG Daiwa Venturesなども投資している。
日本市場への製品供給に関しては、昨年トーメンデバイスとMOUを交わしている。

Rebellions
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2026.04.08
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