Cadenceがオーディオ向けのTensilica HiFi DSPを大幅に性能アップ
2026年1月21日、Cadenceは、次世代の音声AIと没入型オーディオに特化した最新のDSP「Tensilica HiFi iQ DSP」を発表した。
発表によると新製品「Tensilica HiFi iQ DSP」は、HiFi DSPファミリーの第6世代の製品で新アーキテクチャを採用し、既存製品と比較して大幅な性能向上を実現している。
従来モデル「Tensilica HiFi 5s DSP」との具体的な違いは以下の通り。
- 演算性能の倍増: 基本的な演算性能が2倍に向上
- AI性能の向上: AI処理性能が8倍に向上しており、音声ベースのAIアプリケーションに最適化されている
- 電力効率の改善: 多くのワークロードにおいて、25%以上の省電力化を実現
- オーディオコーデックの性能向上: 多数のオーディオコーデックにおいて、40%以上のパフォーマンス向上が実証されている
Tensilica HiFi iQ DSPの主な特徴は以下の通り。
• AIおよび大規模言語モデルへの対応強化: FP8/BF16などのデータ形式をサポート
• DSP単体で小規模言語モデルや大規模言語モデルを実行可能: さらに性能が必要な場合は、Cadence Neo NPUや顧客独自のNPUと組み合わせて使用可能
• Dolby MS12、Eclipsa Audio、Opus HD、Audio Vividなど複雑な没入型オーディオコーデックを高い効率で実行可能
• 自動ベクトル化機能を強化: プログラミングを容易にし、市場投入までの時間を短縮
• ソフトウェア互換性: Cadence NeuroWeave SDK、TensorFlow Lite for Micro (TFLM)、LiteRT、ExecuTorchなどの環境と互換性
• ISO 26262機能安全認証をターゲットとしており、自動車などの安全性が重視されるアプリケーションにも適応
新製品「Tensilica HiFi iQ DSP」は、ホーム・エンターテインメント、車載インフォテインメント、スマートフォンなどを主なターゲットとしており、2026年第1四半期に主要顧客およびパートナー向けに提供開始。2026年第2四半期には一般提供が開始される予定。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2026.01.27
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