Synopsys売上報告、2025年度Q4は前年比38％増の22億5,500万ドル、Ansysも加わり年間売上過去最高

2025年10月10日、Synopsysは、2025会計年度第4四半期（25年8月-10月）の四半期決算を報告した。

プレスリリース

発表によるとSynopsysの2025会計年度Q4の売上は、前年同時期比約38%増、前Q2比約30％増の22億5,500万ドル、営業利益は前年比約61%増の4億4,870万ドルだった。（※GAAP基準による会計結果）

Q4の売上が大きく伸びたのは、買収を完了したAnsysの売上が6億6,770万ドル上乗せされたため。これによりSynopsysの2025会計年度（24年11月-25年10月）の売上合計は前年比約15%増の70億5,400万ドルを記録した。なお純利益は前年比約7%減の13億3,600万ドルだった。

Synopsysは2026年度の売上を今年より約36％増の96億1,000万ドルと予測。これにはAnsysの売上約29億ドルが含まれているという。

このQ4の売上結果はQ3売上報告時の予測通りで、売上の内訳としてはQ3同様、設計ツールの売上は順調だったがIPの売上が減少した。

SynopsysはこのQ4（25年8月-10月）において、以下のような発表をしている。

・設計支援AI「Synopsys.ai™ Copilot」の機能拡張　
・Optical Solutions GroupおよびAnsys PowerArtist事業のKeysight Technologiesへの売却に関する関係当局の承認を取得

なおSynopsysは先日NVIDIAからの出資を発表し業界を驚かせている。※関連ニュース　

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