京都マイクロコンピュータがイーソルの傘下に
2025年8月8日、組み込みシステム開発ソリューションを手がけるイーソルは、同業の京都マイクロコンピュータを子会社化することを発表した。
発表によるとイーソルは株式交換によりKMCホールディングスおよび関係会社(京都マイクロコンピュータ株式会社、KMG株式会社)を子会社化。2025年10月1日(水)より、3社はeSOLグループとなる。
イーソルは創業50年。組み込みシステム開発のOS、ミドルウェア、ソフトウェア開発環境の分野で独自の地位を築き、2018年に東京証券取引所マザーズ市場に上場。その後、東証一部プライム市場を経て2023年にスタンダード市場に移行している。
イーソルの公表している最新のデータでは、売上高(連結)は119億804万円(2024年12月期)。従業員数(連結)は523名となっている。
一方の京都マイクロコンピュータは創業40年。デバッガ、ソフトウェア開発環境、RTOSなどを手掛ける老舗企業で組み込みシステム開発の世界では名の知れた存在。今回イーソルは京都マイクロコンピュータのプロダクト・技術を取り込むことに高いシナジーを見込み、同社の子会社化という経営戦略を決断したとのこと。今後、両社のOSやSDKは統合されていく計画のようだが、当面京都マイクロコンピュータら3社は法人として従来通り事業を継続していく予定だという。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2025.08.18
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