メモリ・サブシステムIPを手掛ける韓国OPENEDGESがルネサスと提携
2025年6月11日、各種設計IPを手掛ける韓国OPENEDGES Technologyは、ルネサス エレクトロニクスとの戦略的提携を発表した。
発表によるとルネサスは、次世代MPU「RZファミリ」の性能向上を目指しOPENEDGESの高性能・低レイテンシ・省電力なメモリ・サブシステムIPをライセンス取得。ルネサスはOPENEDGESのメモリ・サブシステムIPを「従来にない柔軟性を持つIP」として評価している。

OPENEDGESのメモリ・サブシステムIP:OPENEDGES社提供
OPENEDGESのメモリ・サブシステムIPは、自社開発したメモリコントローラIP、 DDR/LPDDR PHY IP、NoC IP(インターコネクト)、NPU IPなどを組み合わせてワンストップで提供するフルスタックIPで、TSMCやSamsungなどの主要ファウンドリの各プロセスで統合実績がある。自社IPのラインナップとしては、チップレットおよびダイ間接続向けのUCIeコントローラIPもある。
OPENEDGESは、2019年に高速メモリPHYを専門とするカナダのThe Six Semiconductorを買収しており、現在提供しているメモリ・サブシステムIPへとソリューションを拡大している。
OPENEDGESのIP製品は、国内では株式会社TAKUMIが代理店として提供している。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2025.06.27
)