世界半導体市場、2025年2月の売上高は前年比17.1%増の549.2億ドルで好調維持
2025年4月4日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2025年2月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2025年2月の世界半導体売上は、前年同月比約17.1%増、前月比約2.9%減の549億2000万ドルだった。同実績は2月の月間売上高としては過去最高。売上額が前年実績を上回るのは2023年11月から16ヶ月連続で、前年比売上高は10か月連続で17%以上増加している。しかし2024年の12月以降、3ヶ月連続して売上高が減少している。

世界半導体市場を地域別に見ると、生成AI需要に牽引される北米市場の売上が前年比48.4%増と断トツの成長を示している。売上額が前年実績を割り込んだのは1月同様欧州市場のみで、日本、中国、アジアその他地域も順当に売上を伸ばしている。
2025年2月の日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約6%減、前年比約6.8%増の約5,744億円。為替レートの差により円ベースでは大幅な売上増が継続していたが、2024年と2025年の為替レートの差は縮まりつつあり売上額の振れ幅も縮小してきている。

※SIA
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2025.04.07
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