RED SemiconductorとCodasipが高度なAIアクセラレーション技術の開発で提携

2025年1月28日、英国の新興プロセッサIPベンダRED Semiconductorは、RISC-VベースのプロセッサIPを手がける独Codasipとの提携を発表した。

プレスリリース

発表によると両社は高度なAIアクセラレーション技術の開発で提携するということだが、具体的にはREDが開発した「VISC (Versatile Intrinsic Structured Computing) 」と呼ぶプロセッサ・アーキテクチャをCodasipの技術(プロセッサ記述言語CodALおよびプロセッサ開発環境Codasip Studio)を用いて実装するという話のようだ。そして製品化されたREDのAIアクセラレータはCodasipを通じて販売される様子。

REDはプロセッサIPのイノベーションを掲げる新興ベンチャーで、同社の技術を用いれば主要なアルゴリズムを最大100倍高速化することができると謳っている。まだ実製品をリリースしている訳ではないが、顧客によるベンチマークは進んでいるようで今後の動向に注目したい企業だ。

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RED Semiconductor 

Codasip 

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2025.02.05 )