米Gartner分析:2024年世界半導体市場は前年比18.1%増の6,260億ドル、2025年は7,050億ドルに達する見通し
2025年2月3日、調査会社米Gartnerは2024年の世界半導体市場について予測値を報告した。
Gartnerのまとめた暫定結果によると、2024年の世界半導体市場の売上高は前年比18.1%増の6,260億ドル。現時点で2025年の売上高は7,050億ドルに達すると予測している。
企業別の売上ランキングでは、Samsungが首位に返り咲きIntelが2位に後退。NVIDIAは3位に浮上した。
※半導体専業ファウンドリTSMCはランキングに含まれていない
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生成AI需要によりデータセンター向け半導体の売上は2023年の648億ドルから1,120億ドルにほぼ倍増し、スマートフォンに次ぐ第2位の半導体市場となった。
データセンター向け半導体の売上は、GPU、AIプロセッサ、HBMが牽引しており、HBMの売上はDRAM総売上の13.6%を占めた。今後もHBMの売上は伸び2025年にはDRAM総売上の19.2%を占めると予測されている。
DRAMとNANDを含めたメモリの売上は、前年比71.8%増と大きく回復し、メモリの売上が半導体総売上高に占める割合は25.2%に増加した。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2025.02.04
)