Synopsysの2024年度売上は前年比15%増の60億ドル超えで過去最高
2024年12月4日、Synopsysは、2024会計年度第4四半期(24年8月-10月)の四半期決算を報告した。
発表によるとSynopsysの2024会計年度Q4の売上は、前年同時期比約11%増、前Q3比約7.2%増の16億3600万ドル、営業利益は前年比約19%減の2億7930万ドルだった。(※GAAP基準による会計結果)この売上額は四半期売上記録として過去2番目の実績となる。
Synopsysの2024会計年度(23年11月-24年10月)の売上合計額は、前年比15%増の61億2700万ドルで過去最高を更新。営業利益は前年比約84%増の22億6338万ドルとなっている。
Synopsysは2024年Q2から売却が決定しているソフトウェア・インテグリティ事業の売上を財務諸表から除外しているが、EDAツールとIPの売上で穴を埋め2024年度も右肩上がりの成長を維持した。2025年度前半にはAnsysの買収が完了する見込みでSynopsysは2025会計年度の売り上げ合計を67億4500万ドル〜68億500万ドルと予測している。
SynopsysはQ4(24年8月-10月)において、以下のような発表を行なっている。
・Synopsysの取締役会長兼創設者Aart de Geus氏がロバート・N・ノイス賞を受賞
・光学ソリューション・グループをKeysight Technologiesに売却
なお、Synopsysの2025会計年度Q1(24年11月-25年1月)の売上は、14億3500万-6500万ドルとなる見通し。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2024.12.09
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