WSTS秋季予測、今年の半導体市場は前年比19%増の6,268億ドルと上方修正、25年もプラス成長継続
2024年12月3日、WSTS(WORLD SEMICONDUCTOR TRADE STATISTICS:世界半導体市場統計)は2024年秋季半導体市場予測を発表した。
WSTSの予測によると2024年の世界半導体市場は前年比19%増の6,268億ドル。2,023年は前年比8.2%減の5,268億ドルだったが、今年は大幅なプラス成長に転じる見通しだ。
今年6月にWSTSが発表した春季予測では、2024年は前年比16%増と予測されていたが今回予測を上方修正した形となる。
半導体市場の成長を押し上げているのは継続している旺盛なAI関連投資で、HBMやデータセンター向けAI半導体の需要が急拡大している。
IC製品全体で前年比20.8%増となる見通しで、IC製品の内訳を見るとメモリーは前年比76.8%増、ロジックは前年比10.7%増と予測されている。
日本市場は、ドルベースで見ると2024年は前年比1.4%増の474億ドルとなる見通し。
円ベースの市場予測は以下の通りで、2024年、2025年と成長の継続が見込まれている。
2023年:前年比3.8%増、約6兆5,637億円
2024年:前年比4.6%増、約6兆8,670億円(予測)
2025年:前年比9.3%増、約7兆5,088億円(予測)
※画像はWSTSのデータ
※WSTS
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2024.12.04
)