2024年8月の世界半導体市場は前年比20.6%増の531.2億ドルで過去最高、北米市場がシェア首位に

2024年10月4日、米SIA（Semiconductor Industry Association）は、2024年8月の世界半導体売上（3ヶ月移動平均）を発表した。

プレスリリース

SIAの報告によると2024年8月の世界半導体売上は、前年同月比約20.6%増、前月比約3.5％増の531億2000万ドルだった。この売上額は単月売り上げとして過去最高となる。売上額が前月売上を上回るのは5ヶ月連続で前年実績を上回るのは2023年11月から10ヶ月連続。

2024年8月の世界半導体売上を地域別に見ると、欧州を除く全ての地域で前年比プラス成長を達成。北米は前年比43.9%増と絶好調を維持しており、市場シェアで中国を上回りトップに返り咲いた。北米市場がシェアトップになるのは推定で20年ぶりとなる。生成AI需要に伴う莫大な投資が北米半導体市場を急成長させている。

2024年8月の日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約5%減、前年比約3%増の約5,729億円。為替レートの影響で円ベースの売上は不安定な推移が続いている。ドルベースでは前年比、前月比ともに数パーセントのプラス成長となっている。

※SIA