2024年6月の世界半導体市場は前年比18.3%増の499.8億ドル、北米市場はAI投資で絶好調

2024年8月5日、米SIA（Semiconductor Industry Association）は、2024年6月の世界半導体売上（3ヶ月移動平均）を発表した。

プレスリリース

SIAの報告によると2024年6月の世界半導体売上は、前年同月比約18.3%増、前月比約6.3％増の499億8000万ドルだった。この売上額は今年に入って最高の実績。売上額が前月売上を上回るのは3ヶ月連続で前年実績を上回るのは2023年11月から8ヶ月連続。

2024年6月の世界半導体売上を地域別に見ると、5月と同じく欧州および日本市場を除く全ての地域で前年比2桁以上のプラス成長を達成。中でも北米は前年比42.8%増と5月に続いて40％を超える驚異的な伸びを見せている。これは生成AI関連の半導体投資によるものと考えられる。

2024年6月の日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約3.6%増、前年比約6.4%増の約5,965億円。為替レートの影響で円ベースでは前年比増が続いているが、ドルベースでは前年実績割れ。前月売上に対して1.8%増となっている。

※SIA