中国Empyreanの高機能レイアウト・ビューワ「Skipper」をルネサスが導入
2024年7月30日、中国の大手EDAベンダEmpyrean Technologyは、同社製品「Skipper」がルネサス エレクトロニクスに採用されたことを発表した。
プレスリリース (代理店ソルベスト社による日本語発表)
発表によるとルネサスが導入したのは「Skipper」という編集、解析機能も備える高機能レイアウト・ビューワで、ルネサスは同ツールを用いて大規模設計のレイアウトデータの取り扱いを改善するという。
「Skipper」は初回、2回目、複数人同時など独自の複数の読み取りモードを備える大規模設計向けの次世代レイアウト・ビューワで、複数人でのデータ共有や、チーム内での同時作業を管理する機能などもある。
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Empyreanは「Skipper」以外にもキャラクタライゼーション・ツール、タイミング解析ツール、フィジカル検証ツール、タイミングおよびパワー最適化ツール、寄生抽出ツールなどのデジタル設計向けのEDAツールを展開するほか、アナログ設計ツール、高周波設計ツール、ファウンドリ向けのプロセス開発ツール、パッケージ設計ツールなど、幅広く独自のEDA製品を手がけており、2022年の売上は1億ドル以上。中国最大のEDAベンダとして中国の国外にも製品を提供している。日本ではソルベスト株式会社が同社の代理店として製品を供給している。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2024.08.05
)