Synopsysが業界に先駆けてPCIe 7.0 IPソリューションを発表
2024年6月10日、Synopsysは業界初となるPCIe 7.0 IPソリューションを発表した。
今回発表されたSynopsysのPCIe 7.0 IPソリューションは、コントローラ、IDE セキュリティ・モジュール、PHY、検証IPで構成されており、6月12、13日にサンタクララで開催されるPCI-SIG DevConにて初披露のデモが実演される予定。
昨今のAI需要に直結する同ソリューションは、16レーン構成で最大512GB/秒の双方向の安全なデータ転送を実現。事前検証済みのコントローラIPとPHY IPは、以前のバージョンと比較して最大50%の電力効率の向上が図られており、同じチップ境界で2倍のインターコネクト帯域幅を実現する。また、コントローラIPに用意されるIDEセキュリティ・モジュールは、悪意のある攻撃に対するデータの機密性、整合性、およびリプレイ保護を提供する。
PCIe 7.0 用の検証IPは既に入手可能で、コントローラ、IDE セキュリティ・モジュール、PHYは2025年初頭に一般提供される予定。
Synopsysは今回の発表と合わせて以下のような製品説明コンテンツを用意している。
ブログ: PCIe 7.0 が AI チップの帯域幅を向上する方法
ビデオ: PCIe 7.0 が次世代のデータセンター相互接続を実現する方法
Web: Synopsys PCIe 7.0 IP ソリューション
LinkedIn ライブイベント: PCIe 7.0 による AI データのボトルネックの緩和
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2024.06.12
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