Synopsys売上報告、2024年度Q2は前年比15%増の14億5500万ドル
2024年5月22日、Synopsysは、2024会計年度第2四半期(24年2月-4月)の四半期決算を報告した。
発表によるとSynopsysの2024会計年度Q2の売上は、前年同時期比約15%増、前Q1比約11.7%減の14億5500万ドル、営業利益は前年比約8.5%増の2億9910万ドルだった。(※GAAP基準による会計結果)
このQ2売上結果はQ1売上報告時の予測を大きく下回るもの。その理由は2024年5月に発表したソフトウェア・インテグリティ事業の売却で、今回の決算報告からソフトウェア・インテグリティ事業は中止事業として財務諸表から除外された。
結果として6四半期続いていた四半期売上記録の記録更新は止まったが、今回の決算発表と同時にAnsys株主によるSynopsysとの合併が承認されたということで、このままいくと2025年にはSynopsysの売上が大きく増える予定。
SynopsysはQ2(24年2月-4月)において、以下のような発表を行なっている。
・TSMCとSynopsysがNVIDIAのコンピュテーショナル・リソグラフィ・プラットフォーム「NVIDIA cuLitho」を採用
・ PUF IPの大手Intrinsic IDを買収
・SNUGで複数の新製品を発表
Synopsysは、2024年度Q3(5月-7月)の売上を15億500万-3500万ドル、2024会計年度の売上合計を60億9000万-61億5000万ドルと予測している。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2024.05.23
)