Hailoがエッジに生成AIをもたらす新チップを発表、合わせて1億2,000万ドルを追加調達

2024年4月2日、エッジAIプロセッサを手掛けるイスラエルのHailoは、新製品「Hailo-10」と合わせて資金調達Cラウンドの完了を発表した。

プレスリリース

新製品「Hailo-10」は、ユーザーをクラウド・ネットワークの制約から解放することを目指して設計されたエッジデバイスでの生成AIの実行にフォーカスしたアクセラレータで、パーソナル・コンピューター、スマートカー、商用ロボットなどでの利用が想定されている。Hailoによると新製品「Hailo-10」のサンプル出荷は2024年のQ2予定。

「Hailo-10」具体的な性能指標としては、5W未満の電力で最大 10 トークン/秒 (TPS) で「Llama2-7B」を実行可能。画像生成モデル「Stable Diffusion 2.1」の処理では、同じ超低電力エンベロープで画像あたり5秒未満と評価されている。また最近公開されたベンチマークによると、「Hailo-10」は統合型ニューラル・プロセッシング・ユニット (NPU) よりも高速かつエネルギー効率が高く、Intelの「Core Ultra NPU」の半分の電力で少なくとも2倍のパフォーマンスを実現するという。

なお今回Hailoは資金調達Cラウンドを実施し1億2,000万ドルの資金調達に成功。同社の累計調達額は3億4,000万ドル以上となった。

Hailoは設立7年の新興企業だが、既にワールドワイドで300以上の顧客を持ちエッジAIチップの市場ではトップクラスの実績を持つ。ルネサスもHailoの顧客の1社だが、Hailoは「車載生成AI」を一つのターゲットに自動車業界での展開に力を入れているようだ。

Hailo

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2024.04.03 )