元エルピーダメモリ社長、坂本幸雄氏が死去。享年76歳

2024年2月14日、元エルピーダメモリ(現マイクロンメモリジャパン)社長の坂本幸雄氏が心筋梗塞により他界した。
1947-2024 享年76歳、日本体育大学卒業後、日本テキサス・インスツルメンツに入社。倉庫番から副社長まで登り詰め、その後UMC Japan、エルピーダメモリの社長を歴任した。エルピーダメモリが経営破綻した後もDRAM業界で活動を続け、2022年に新興DRAMベンダSwaySure Technologyの最高戦略責任者に就任していた。
坂本氏はエンジニア向けのセミナーイベント「Design Solution Forum 2015」にて基調講演に登壇。当時の講演タイトルと内容は以下の通り。
心よりご冥福をお祈りします。
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講演タイトル:次に生き残る半導体メーカーは
現在東芝問題やらシャープやらあちこちにほころびが出てきてます。日本も早く過去の膿を出してもう一度本当の意味で成長軌道に乗せていく必要が あります。そこには痛みもあるし不愉快なこともありますが、この狭い国土の中で一億人以上の人口を抱えている訳ですから、その方々が安心できる経済成長をしていかなければなりません。政治が悪いとかなんだとか言い訳ばかりでは何も前に進みません。少なくとも企業経営をしている方々が襟を正してやっていく必要があります。
私のプレゼンテーションは主に世界から見た日本の現状について話していこうと思っています。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2024.02.28 )