Cadenceがアナログ/カスタムIC向け自動レイアウトの英Pulsicを買収
2023年5月22日、Cadenceは同社のブログにてアナログ/カスタムIC向けのレイアウト自動化ソリューションを手掛ける英Pulsic社の買収を公表した。
Pulsicは2000年1月に設立された英ブリストルに本社を置くEDAベンダで、アナログ/カスタムIC向けのEDAツールを提供している。
同社のソリューションは「Unity」と「Animate」の大きく2種類。
「Unity」はシェイプ・ベースのIC設計プラットフォームでフロアプランニング、配置、配線、実装機能を提供。
「Animate」はアナログ回路の自動レイアウト・システムで国内ではかつてリコーによる採用事例が報告されている。
今回、Pulsicの買収に関する取引条件などは明らかにされていないが、PulsicのチームはCadenceに移る予定。Cadenceは同社の強みであるAIベースのアナログ/カスタム設計環境「Cadence Virtuoso Studio」にPulsicの技術も取り込みアナログ/カスタム設計の更なる自動化に取り組む計画。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2023.06.28
)