2022年Q3、世界EDA市場は前年比8.9%増の37億6740万ドルで10四半期連続で売上記録更新

2023年1月23日、米ESD Allianceは、2022年度第3四半期(7月-9月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると2022年Q3(7-9月)の世界のEDA売上総額は、前年比約8.9%増、前Q2比約5%増の37億6740万ドルで四半期売上記録を更新した。記録の更新は10四半期連続。四半期売上が前年実績を上回るのは15四半期連続となる。
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2022年Q3のEDA売上をカテゴリ別に見るとIP分野を除く全てのカテゴリで前年比2ケタ増を達成。IP分野はQ2まで四半期売上記録の更新を続けていたがQ3はQ2実績を割り込んだ。半導体市場の減速が影響しているのかもしれない。
2022年Q3のEDA売上を地域別に見ると、日本市場を除く全ての地域で前年比プラス成長を記録したが、いずれの市場も成長率はQ2の水準を割り込んでいる。
2022年Q3時点でのEDA業界の従業員数は前年比8.2%増の55,369人でQ2よりも約1.7%増加した。
2022年Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 12億3120万ドル 16.7%Up 
■IC Physical Design & Verification分野 6億8740万ドル 12.2%Up
■IP分野 13億6020万ドル 1%Down
■サービス分野 1億4400万ドル 20.8%Up
■PCB/MCM分野 3億4470万ドル 15.6%Up
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2022年Q3の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 16億2210万ドル 8.5%Up
■欧州・中東・アフリカ 4億5100万ドル 0.2%Up 
■日本 2億3780万ドル 3.5%Down
■アジアその他地域 14億5640万ドル 16.3%Up
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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2023.01.25 )